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第6回居酒屋甲子園ありがとうございました 理事長松田真輔 

[2011年11月16日]
大変ご多忙の中、居酒屋甲子園の決勝大会に足を運んでくださった5000人の皆様、居酒屋甲子園の想いにご賛同頂き、参加してくださった1369店舗の皆様。そして本日、心震える素晴らしい、プレゼンテーションをしてくださった壇上六店舗の皆様、そして、サポーター企業様、本大会に関わってくださった全ての皆様に、居酒屋甲子園を代表いたしまして、心より、心より熱く感謝、御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。
 
この一年を振り返ると、怒涛の一年でした。
お陰様で今年で第六回を迎えさせて頂く居酒屋甲子園。昨年10月より、創業からの理事が入れ替わり、想いを継承しながら 新体制になりました。前理事長の高橋と三年前より、全国を周らせて頂きました。
 
その中で、この三年間、年を追うごとに、経営者様から聞こえて来るのは、リアルに経営が厳しい、苦しいという生の声でした。 居酒屋から日本を元気にする前に、まず自社、自店舗が元気でなければ何も始まりません。夢や想いだけでは経営は成り立ちませんし、利益がなければ誰も笑えません。幸せにもなりません。これまでよりも、より、現実的な部分に向き合っていかなければいけないと感じていました。 日本には、居酒屋が十数万件あると言われています。その中で働く人がたくさんいます。 私自身、この居酒屋甲子園の価値をこれまでたくさん感じさせて頂きました。この居酒屋甲子園に出逢い、人生が変わりました。この決勝大会がフォーカスされがちですが、この大会だけが価値ではありません。 日本中の居酒屋で働く人達に、もっともっとこの居酒屋甲子園の価値を感じてもらいたい。もっともっと沢山の人達と誇りと感動を共有したい。 そんな想いから、新体制がスタートしました。 その中で、私が出来る事といえば、動くことしかありませんでした。 そして新体制発足と同時に、今大会に向けての地方勉強会と、想いに共感し、この混迷の時代を共に闘っていく侍を探しに、全国行脚の旅が始まりました。 
 
全国の実行委員の皆様に多大なるご協力を頂き、昨年10月からの四ヶ月間、全国の経営者様、スタッフの皆様と、膝を突き合わせてお話させて頂いたり、現状を聞かせて頂いたり、想いを伝えさせて頂いたり、叱咤激励も沢山頂きながら、全国36都道府県を周らせて頂きました。 そして、皆様のお陰で過去最高の参加店舗数、創業以来、初となる47都道府県からのエントリー、そして想いに賛同してくださる同じ志の侍が200名を超えました。 そして理事は20名となり、動き出しました。一次審査もスタートし、いくぞ!と思っていた時の東日本大震災・・・。計画停電、放射能問題、集団食中毒、景気後退と我々外食を取り巻く環境も、たった数ヶ月間で一遍してしまいました。
 
 
私自身のリーダーとしての在り方も常に問われていましたし、正直何度もぶつかりました、出口が見出せない中、時間も忘れ話し合い、語り合いました。 
 
今大会を走り出す時、掲げさせて頂いたテーマが[リアル]でした。三年前より、高橋前理事長と全国を周る中で導き出したテーマでした。 綺麗事だけでは会社は成り立ちません。 生の声を聞かせて頂くなかで、会社経営、店舗運営の辛さ苦しさを目の当たりにしながら、なんとかしたい!しようと努力すればするほど、すぐに使える手法や仕組み、テクニック、やり方ばかりに目がいっているように感じました。と同時に、その前にある大切な[何か]が薄れてしまっているように思えてなりませんでした。理想と願望を描きながら、大会を共に作り上げていけたらと思っていましたが、諸々の問題を目の当たりにし、自問自答を繰り返し、 本当にこれでいいのかと、思い悩み、もがき苦しみました。 
 
そして現段階で見えてきた答えが[やり方]ばかりを考え、目を向けるのではなく[在り方]を今一度考え、見直すことでした。本質を追求することです。 当たり前だと思っていたことが、一夜にして崩れ去る。 それでもなお、[何のために]を深堀りする。日々の中で色々な問題や壁、ため息さえもついてしまう現実もあるかと思います。そうした時、ふと振り返り、行き着く先は初心であったり、原点だったりします。素晴らしいプレゼンテーションをしてくださった、六店舗の皆様それぞれに 何のためにという本質がしっかりとあったのでは無いでしょうか。
 
何のために居酒屋を始めたのか?
何のために居酒屋で働く事を選択したのか?
何のために経営をするのか 何のために学ぶのか? 
何のために成長するのか 何のためにお客様に来ていただくのか? 
 
笑顔のためですか?
喜びのためですか?
幸せのためですか? 
元気を届けるためですか?
安らぎを提供するためですか? 
 
今日ここにご来場くださっている5000人の皆様それぞれの在り方 本質があると思います。業界内外問わず 皆様一人一人のそれぞれの何のためにという本質を 皆様と共に見つめ直し、今日ここにいる皆様と共に明るい未来に向かって、走り出すことが出来たのならこんなに嬉しいことはありません。今大会を開催させていただくにあたり、色々な問題や壁がありましたが 常に軸にあったのは、立ち返る場所は、目的と理念でした。居酒屋から日本を元気にする  目的や理念を問いているようで、実は目的や理念から問われていることに気づかせて頂きました。  本大会は、目的や理念達成の一つの手段でしかありません。ましてや、日本一を決めることだけが目的ではありません。ですが、こんなにも全国の人達が繋がり、他業界へも影響を与え、 観る人全ての心が震え、本気の想い、魂の叫びに触れ涙し、この居酒屋というステージに誇りが持てる大会、それがこの居酒屋甲子園決勝大会です。 
 
 
この素晴らしい大会の価値と感動を、日本中のもっともっと沢山の方々と 共有していきたい。 壮大な草の根活動でいい、これらを毎年毎年積み重ねていったその先に答えがあるのだと信じています。今年はどれだけの人達が誇りを胸に会場を後にするのか、私がこの居酒屋甲子園に出会い人生が変わったように、どれだけの人の人生を変えるきっかけになるのか、どれだけの人達の心に希望の灯りを灯すことが出来るのか、どれだけの人達に自分の存在価値に気づいて頂けるか、どれだけの人達と感動を共有できるのか、そんな想いが一人でも多くの方に伝わったらいい。 そんな想いで開催させて頂きました。 我々外食を取り巻く環境は日々目まぐるしく、物凄いスピードで変化しています。戦後最大の国難である今こそ、手を取り合い、知恵を出し合い、分かち合い、志をたてて 共に学び、愛して止まないこの居酒屋、そして居酒屋人であることの誇りを胸にここにいる皆さんと共に、居酒屋から日本を元気に、そして居酒屋から日本再建を果たせる日が来ることを信じています。最後に、この居酒屋甲子園は、四人の男達の夢と希望から始まりました。 これからも進み続ける限り、悩んだり、迷ったり立ち止まったりすることがあるかもしれません。第一回から築き上げ、関わってくださった総ての皆様の想いをのせて 居酒屋甲子園の在り方、そして本質を大切にしてこれからも突き進んでいきます。 この国に、居酒屋という素晴らしい文化を作ってくださった先人、諸先輩方、 居酒屋甲子園に関わる総ての皆様に、尊敬と感謝を込めて。本当にありがとうございました。

NPO法人居酒屋甲子園
理事長 松田 真輔